サバイバーズ・ギルト｜震災体験型ゲームの評価レビュー

今回紹介するのは『サバイバーズ・ギルド』という地震で被災した場合を想定したアプリゲームです。

昨今、日本中あらゆるところで日夜地震が起きていますので、他人事としては決して済まされない状況にあるわけですから、きっと防災意識の向上に役立つ内容になっています。

というわけで、今回は地震という災害をテーマにしたゲームに触れていきたいと思います。

『サバイバーズギルト』は、生存者として脱出することゲームクリアとなる内容です。

主人公は仕事の休憩中オフィスに戻る途中、地震によってエレベーターの中に閉じ込められてしまいます。救助が来るまでアイテムを駆使し、スキルを獲得、さらに周囲の人の知恵を借りるなどして生き延びないといけません。

また、このゲームはターン制となっており、1つ行動する毎に1ターン進むことになり、ターンは1日で合計30ターンで構成されています。※朝・昼・夜の各10ターンで1日経過

さらに、エレベーター内には『室内環境』が存在し、寒冷と粉塵状態中はステータスが大きく減少してしまいます。また、主人公が怪我やうつ状態でもステータスが大きく減少しますので注意しましょう。

なお、難易度はEASYからSURVIVALまで4つで設定されていますが、想像以上に難しいので、最初は優しめのEASYもしくはNORMALの難易度が良いと思います。

最初に名前を決めてスタートするのですが、設定が男性なので違和感なく進めるためには、やはり男性の名前が良いでしょう。

名前を決めたら次にいくつかの質問に答えていきます。

ちなみにこの質問は全て二択で答える質問内容となっていますが、この回答によってステータスが変動していくので、慎重に回答するようにして下さい。

とはいえ、もし間違えて選んだり、変更したい場合は、最後に決定するかの質問があるので最初からやり直して決め直す事も可能です。

初期設定が終わるとストーリーが始まります。主人公が会社に出社し、社長との会話の中衛星アダプターという特殊アイテムを入手することになります。
その後、時刻は昼になり、社員４人分の買い出しを選択する事が出来るようになります。

ちなみに、この社員４人分の買い出しアイテムですが、これが冒頭でお話したエレベーターの中で生き残る為に必要不可欠なアイテムということになりますのでバランスよく慎重に選びましょう。

食料や飲料は日数が経過するたびに腐るものがあるのでよく考慮して決めて下さい。
その後コンビニに行き、自分の食糧を選択してゲームがスタートします。

コンビニでの買い物が終了した後は、エレベーターに乗り込みます。このエレベーターで上昇中に『緊急地震速報』が流れ、強い揺れを感じた後に停電して閉じ込められてしまいます。

そして、主人公がスマホの懐中電灯で辺りを照らし、それからエレベーターの中から脱出するために行動することになります。

地震後のエレベーターは真っ暗、何もできない状態なのでまずは外に向けて助けを求めましょう。

左真ん中あたりにボリュームのマイクがあるので、これを押すと助けを求めれます。人の気配を察するときがあるので、その時に使用すると少し認知されるようになります。

次は必然的に「119」に電話をかける事になります。最初は圏外で繋がりませんが、主人公が途中で社長からもらった衛星アダプターを思い出して電話をかける事が出来る様になります。

電話をかける事が出来る人物の一覧があるので、それを使って電話をかける事により、スキルポイントを取得する事が出来ます。

獲得したスキルポイントを消費しますが、生き残る為に有益なスキルを獲得する事が出来ます。
スキルは生き残る為に有利にゲームを進めれますので、積極的に獲得するようにしましょう。

さらに、アイテムの使用についてですが、主に満腹や水分パラメータを回復する飲食物をメインで使用する事になります。これらを使うと満腹や水分パラメータを回復する事が出来ます。

なお、飲食物は日数が経過すると腐ってしまうので、腐りやすいものから消費するのがベストです。

体力が低下したら休憩をするようにしましょう。
体力は行動する上で絶対に必要なので、体力が消耗したらこまめに回復する事をオススメします。

翌日に進む為にはチケットを使用し、無課金の場合は1日３回まで使用することができます。なお、課金すると無制限で遊ぶ事が可能ですが、急がない人は無課金でも全く問題ありません。

全体を通してわりと難しいゲームだと感じました。

やれることが限られていますし、良かれと思って起こした行動が結果的に無意味だった場合は、容赦なく生命などのスタミナを減らすことになります。

また、手持ちのアイテムも効率良く使用しないと生命を維持できなくなるので、現状を把握して的確に対処する必要が出てきます。そういった意味では、頭を使うゲームでもありますが、防災の意識を高める意味でも一度プレイしてみると良いと思います。